LINEを使っていて「しまった!」と誤送信してしまうこと、誰にでもありますよね。
そんな時に役立つのが「送信取り消し」ですが、相手にはどう見えるのか、そして取り消したメッセージは本当に見られないのか気になる人も多いはず。
実はiPhoneには、Siriを活用して取り消されたメッセージを読み上げてもらえる裏ワザが存在します。
ただし、この方法には条件や限界があるため、正しく理解しておくことが大切です。
さらに、混同されやすい「削除」との違いや、送信取り消しが使える時間制限(2025年10月からの短縮予定)についても詳しく解説。
この記事を読めば、LINEの送信取り消しを安全かつ賢く使いこなすコツが分かります。
誤送信に慌てず、スマートに対応できるよう一緒に学んでいきましょう。
LINE送信取り消しとは?相手にはどう見える?
まず最初に、LINEの「送信取り消し」がどんな機能なのか、そして相手にはどう表示されるのかを整理しておきましょう。
この機能を正しく理解することで、焦らずに使いこなすことができます。
送信取り消しの基本機能と仕組み
LINEの「送信取り消し」とは、自分が送ったメッセージを相手のトーク画面からも消すことができる機能です。
単なる「削除」と違い、送り先からも消えるため、誤送信してしまった時にとても役立ちます。
取り消しが行われると、自分と相手がログインしているすべての端末から同じように消去されます。
つまり、まるで最初から送られていなかったように扱えるのが大きな特徴です。
操作 | 消える範囲 |
---|---|
送信取り消し | 自分と相手のトーク画面(全端末) |
削除 | 自分の端末のみ |
相手の画面や通知に残る表示について
送信取り消しをすると、相手の画面からメッセージ自体は消えますが、代わりに「〇〇がメッセージの送信を取り消しました」という表示が残ります。
つまり、何かを取り消した事実は相手に伝わるのです。
また、iPhoneの通知でも同じく、取り消しが行われると通知バナーやロック画面の表示も更新され、内容は見られなくなります。
ただし、リアルタイムで相手が通知を確認していた場合には、一瞬でも内容を見られている可能性はあります。
完全に秘密裏に消せるわけではない点に注意しましょう。
LINE送信取り消しを見る方法【iPhone限定Siri裏ワザ】
ここからは多くの人が気になっている「取り消されたメッセージを見られる方法」について解説します。
特にiPhoneユーザーの間で話題になっているのが、Siriを使った裏ワザです。
Siriで取り消されたメッセージを読み上げる仕組み
Siriには「通知を読み上げる機能」があり、届いたLINEの通知内容をそのまま読み上げることができます。
実はこの仕組みを利用すると、送信取り消しが行われても通知に残った情報をSiriが保持している場合があるのです。
つまり、Siriに指示を出すことで、取り消されたメッセージを音声で確認できる可能性があるというわけです。
実際のやり方と使える条件
方法はとてもシンプルで、iPhoneに向かって「Hey Siri!LINEのメッセージを読み上げて」と話しかけるだけです。
この時、未読通知が残っている状態であれば、Siriが最新の通知を順に読み上げてくれます。
もし通知に取り消される前のメッセージが残っていれば、その内容を音声で聞くことができるのです。
条件 | ポイント |
---|---|
未読通知が残っている | 開封済みだと読み上げできない |
最新の通知が3件以内 | 古い通知は上書きされてしまう |
iPhone限定 | Androidでは利用不可 |
Siri裏ワザの限界と注意点
便利に思えるこの裏ワザですが、万能ではありません。
Siriが読み上げられるのは直近3件までに限られるため、新しい通知が来るとすぐに上書きされてしまいます。
さらに、写真やスタンプなどテキスト以外のメッセージは読み上げ不可です。
また、iOSのバージョンや設定によっては使えないこともあるため、確実性は低い方法です。
あくまで小ネタ程度に楽しみ、相手の気持ちを尊重することが大切です。
LINEの「送信取り消し」と「削除」の違い
LINEを使っていると、「送信取り消し」と「削除」の違いで迷うことがあります。
どちらもメッセージを消せる機能ですが、目的も範囲も全く異なるので整理しておきましょう。
両方の機能を比較するポイント
一番の違いはメッセージが消える範囲です。
「送信取り消し」は自分と相手、すべての端末から消えます。
一方「削除」は、自分の端末からのみ消える機能で、相手の画面には残ります。
機能 | 消える範囲 | 通知の有無 | 他端末への影響 |
---|---|---|---|
送信取り消し | 自分と相手の全端末 | 「送信を取り消しました」と表示される | 全端末から消える |
削除 | 自分の端末のみ | 相手には通知されない | 他の端末には残る |
相手に通知されるかどうかの違い
「送信取り消し」をすると、必ず相手に「送信を取り消しました」と表示されます。
そのため隠れて消せるわけではないことを覚えておきましょう。
一方「削除」は、相手に一切通知が行かないため、自分だけがトークを整理したい時に便利です。
複数端末での影響範囲の違い
「送信取り消し」はアカウント全体に反映されるため、スマホで取り消すとPCやタブレットからも消えます。
「削除」はその端末限定なので、例えばスマホで削除してもPC版には残っていることがあります。
場面に応じて使い分けるのが賢い方法です。
LINE送信取り消しはいつまで可能?時間制限と対象内容
次に気になるのが、送信取り消しが使える範囲と時間制限です。
「どんなメッセージが取り消せるのか」「いつまでなら可能なのか」を整理しておきましょう。
取り消せるメッセージやデータの種類
送信取り消しができるのは以下のような多くのコンテンツです。
テキストメッセージ、スタンプ、写真、動画、ファイル、URL、ボイスメッセージ、位置情報、連絡先、LINE MUSICの楽曲など。
幅広い種類が対応しているため、誤送信した時の安心感は大きいです。
取り消せないメッセージの例
一方で、送信取り消しができないものも存在します。
例えば、投票、あみだくじ、日程調整、通話履歴、アルバムやノートの作成履歴、LINE Payの送金、スタンプのプレゼントなどです。
これらは送ってしまったら取り消せないため、送信前に確認が必要です。
取り消せる | 取り消せない |
---|---|
テキスト、スタンプ、写真、動画、ファイル | 投票、あみだくじ、通話履歴 |
ボイス、URL、位置情報、連絡先、LINE MUSIC | 日程調整、アルバム・ノート、LINE Pay送金 |
時間制限(24時間→1時間へ短縮予定)と今後の変更点
現在のルールでは、送信取り消しができるのは送信から24時間以内です。
しかし、2025年10月下旬からは日本とタイで「1時間以内」に短縮される予定と発表されています。
つまり、今後は誤送信に気づいたら秒速で対応する必要が出てくるのです。
なお、「削除」には時間制限がなく、いつでも可能です。
ただし削除すると自分の端末からは復元できないため、慎重に扱いましょう。
安全にLINEを使うためのコツとまとめ
最後に、LINEを安心して使いこなすためのポイントを整理しておきましょう。
裏ワザを知っていることも大切ですが、それ以上にトラブルを避ける心構えが重要です。
裏ワザを試すときの心構え
Siriを使った裏ワザは確かに便利ですが、万能ではありません。
また、相手が取り消したメッセージには、取り消す理由があったはずです。
知ることができる=知っていいことではないという意識を持ちましょう。
大切なのは、相手の気持ちを尊重する姿勢です。
送信取り消しと削除の正しい使い分け
「送信取り消し」は誤送信の防止や相手に見せたくない時に使いましょう。
一方、「削除」は自分のトーク履歴を整理したい時に適しています。
それぞれの特性を理解すれば、よりストレスなくLINEを使い続けられます。
シーン | おすすめ機能 |
---|---|
誤送信したとき | 送信取り消し |
自分の履歴だけ整理したいとき | 削除 |
複数端末で内容を完全に消したいとき | 送信取り消し |
LINEの最新情報をチェックする習慣
LINEは定期的に仕様が変わるアプリです。
今回の「送信取り消しの時間短縮」のように、大きな変更があることも珍しくありません。
最新情報はLINE公式ブログやヘルプセンターで確認する習慣をつけましょう。
正しい知識を持って使うことが、安心でスマートなLINEライフにつながります。
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