算命学“完全格”の考え方・代表類型と意味／守護神帝王の条件と自己診断のやり方は当たる？当たらない？まで徹底解説

「完全格って具体的に何？」「守護神帝王ってどういう状態？」「そもそも算命学は当たるの？」
そんな疑問に、基礎→格の考え方→調べ方→活かし方の順で、表とチェックリストを使って分かりやすくまとめました。
（※流派によって用語・判定基準が異なるため、本記事は“よく用いられる説明の共通部分”に寄せて解説します。）

算命学とは？基礎を60秒で

算命学は、中国古来の陰陽五行（木・火・土・金・水）をベースに、生年月日などから命式という「性質と運勢の設計図」を作り、性質・運の流れ（年運・大運）・相性などを読み解く占術です。

覚えておくのは「日干（自分の核）」「五行バランス（何が過多/不足か）」「主星/従星の偏り」の3点だけでもOK。

「完全格」とは？“整いすぎた命式”の総称（流派差あり）

一般的に「完全格」とは、要素の整合性が極端に高い、レアで強い個性を示す命式を指す“総称”として使われます。
代表的には下表のような五行の偏りや星の一極集中、会局の成立などを含みます（呼び名や条件は師系で差があります）。

代表的な“完全格”の考え方（類型）

ポイント：強い＝常に良いではありません。強いほど使い方と環境選びが重要になります。

完全格と呼ばれやすい「主星/従星主導」のイメージ集

※下は“主星・従星が強く主導するタイプ”のイメージです。実占の可否は全体バランスで判断します。

守護神帝王とは？条件と“強さ”の正体

ここで言う守護神帝王は、“命式の不足を補い、過多を調整する守護神が強く機能し、全体が安定高出力になる状態”を指す説明です（通称的用法。流派で表現差あり）。

守護神帝王の一般的条件（共通イメージ）

ざっくり言えば「不足を埋め、余剰を捌き、時期の風向きも味方」な命式です。

メリットとリスク

【自己診断】守護神帝王に近い？簡易チェック

厳密な判定はプロに任せつつ、傾向を掴むためのチェックです。

ステップ1：命式を用意

• 無料の命式作成サイト等で日干・五行配分・主星/従星を出す
  （サイト名は割愛。検索で「算命学 命式 作成」と探せます）

ステップ2：五行の過多/不足を数える（簡易表）

• 明らかな過多（突出）と不足（ゼロ〜極小）を把握

ステップ3：季節補正（寒暖・燥湿）

• 夏生まれの火過多／冬生まれの水過多など、季節が“強弱を上乗せ”する点を考慮

• 例：冬の壬癸は“寒”が強い→火・土の“温め/締め”が守護神候補になりやすい

ステップ4：守護神候補を仮置き

• 最も不足する要素／過多を捌く要素＝守護神候補

• 仮の守護神が命式内に存在・機能しているか確認（合/冲/剋/泄）

ステップ5：主星/従星の偏りと役割分担

• 行動の癖（主星）とエネルギーの出方（従星）が噛み合っているか

• 例：車騎星主導＋天将星→前線司令塔タイプ（環境次第）

ステップ6：大運/年運の風向き

• 今後10年の大運が守護神寄りか忌神寄りかを確認

• 守護神期に基盤作り・拡大、忌神期は守りと整備に寄せる

簡易ケーススタディ（仮例）

※分かりやすさ重視の架空例です。

例）日干＝丙（火）／夏生まれ／主星＝車騎星強／従星＝天将星

• 五行カウント：火多・木普通・水少・金少・土少

• 季節補正：夏で火がさらに強く、乾燥気味

• 守護神候補：水（冷却）＋土（締め）

• 命式内：水が弱いが金が少し→金→水の流れで補える余地

• 大運：向こう20年は金→水運が巡る

読み：

• 現在は“熱”が強く突破力◎だがオーバーヒート注意。

• 金水の大運で守護神が回りやすく、冷静さ・戦略性が増す時期へ。

• 守護神帝王に近づく期間：金水運で補正が効きやすい10〜20年。

• 使い方：前半は突進より基盤作り、守護神期に拡大。

「当たる？当たらない？」現実的な見取り図

上手な付き合い方（行動指針）

• 100%の予言ではなく、“癖と時期の使い方”の地図として使う

• 守護神期＝攻め、忌神期＝守り・内省の配分を変える

• 検証はメモ（仮説→結果）で。3〜5年の振り返りがおすすめ

よくある質問（FAQ）

Q. 完全格の“割合”は？
A. 「レア」の扱いが一般的。ただし定義が流派で違うため、正確な比率は語れません。

Q. 守護神帝王がないと不利？
A. いいえ。バランス型は安定運用が利点。強格は“使いこなせば強いが反動も大きい”だけ。

Q. 四柱推命とどちらが当たるの？
A. アプローチが違います。算命学は宿命/環境適応と役割の視点が強め。優劣ではなく相性です。

Q. 自分で無料で調べられる？
A. 命式は作れます。が、守護神の厳密特定や大運判断は難所。重要判断はプロ併用が無難。

Q. 改名や方位で変えられる？
A. 命式（宿命）は変わりません。運用（生き方・選択）で体感は大きく変わるのが実感的です。

注意事項（大切）

• 流派差：用語や判定は師系で異なります。本記事は一般的な共通説明に寄せています。

• 健康・投資など重大意思決定は、占いのみに依存せず、公的情報や専門家の意見と多面的に。

• 無料ツールの結果差は珍しくありません。数値より“意味の整合”を優先。

まとめ——強さは“バランス×時期×使い方”

• 「完全格」は整合が極端に高い“強い個性の型”の総称。長所も短所も強い。

• 「守護神帝王」は、不足を補い過多を捌く守護神が効き、時期の追い風もある状態。

• 当たり外れより“どう使うか”が鍵。守護神期に攻め、忌神期は守る。

• まずは五行カウント→季節補正→守護神候補→大運確認で、自分の勝ちパターンを見つける。

付録：印刷して使えるチェックリスト

• 命式を作成し、日干を確認

• 五行カウントで過多/不足を把握

• 季節（寒暖・燥湿）の補正をメモ

• 守護神候補を仮置き（不足/過多の補正）

• 主星/従星の偏りと役割分担を確認

• 大運/年運で守護神期と忌神期を仕分け

• 守護神期にやること、忌神期に避けることを1行決める